過去。現在。未来。画面内に複数の時間を混在させる画家“アダム・ラプトン”

人物画を描いたことがあるでしょうか。描くには相手をよく観察する必要があり、静物とは違い動きがあるため、難しいものです。画家、アダム・ラプトン(Adam Lupton)は、斬新な表現方法で人物、そして空間を捉えます。

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

残像のような表現により、一つの場所を起点に様々な時間が混在しています。
パブロ・ピカソの代名詞「キュビズム(いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収めた絵画)」の時間軸バージョンと言えるでしょう。

これらの絵画は、描かれた人の意志や空間、時間、運命、といったテーマが含まれているといい、本人の「不安」という感情からこのシリーズは生まれたそうです。どのシーンも悩みを抱えている様子が描かれ、流動的に過ぎていく時間が画面の中で並列した状態で描かれています。
作品には油絵の具が使用されており、他の絵の具ではそれらの感情を上手く再現することはできないそうです。

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

1987年、彼はカナダのバンクーバーで生まれ育ちました。子供の頃はデザインスクールに通っており、そこでデザインやデッサンの基礎を学んだといいます。高校卒業後はバンクーバーの美術大学の名門で知られる、エミリー・カー美術大学に進学し、コミュニケーションデザインの学士号を取得。その後は、ニューヨークに拠点を移し、多くの変化を経験する中で制作をしていくようになりました。そこは色々な気づきをもたらしてくれる場所と述べながらも、本人は悲しさという感情が出てくる街だとも語っています。

彼が制作する作品は、孤独や不安といった感情を描いたもので、それらは自身の経験からきています。それは日々変化するニューヨークで様々な刺激を受け、悲しさといった感情が動いたことにより生まれた、彼だからこその表現なのです。

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

Adam Lupton
HP : http://www.alupton.com
Facebook Instagram Tumblr

Reference : Inside the RiftModus Art Gallery

関連記事

  1. スマホ中毒が進む社会への風刺。“アントワーヌ・ガイガー”の「Sur-Fake」シリーズ

  2. 感情を表現する、“エマ・リンドストローム”のアクリル画

  3. なぜ!? 見慣れた景色がユーモラスになるストリートアート。

  4. 「無」から描き出す「美」。世界的人気アーティスト、“ジュリアン・オピー”

  5. “ジョマ・サイプ”が描く、神秘的な幾何学模様

  6. フェルメールやマネ。巨匠の傑作を廃墟に飾る“Julio Anaya Cabanding”

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

 
  1. この記事へのトラックバックはありません。

   
   

記事ランキング

Twitter

 PAGE TOP