葛飾北斎とコラボレーション。浮世絵ファッションを仕立てた“アレナ・アフマドゥーリナ”

葛飾北斎の浮世絵ファッションと聞くとどんなイメージをするでしょうか。
ロシアのファッションデザイナーであるアレナ・アフマドゥーリナ(Alena Akhmadullina)は、なんともインパクトあるデザインを生み出しました。

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こちらは2016年の春夏コレクションでお披露目されたもので、浮世絵師葛飾北斎のシリーズ作に登場する「富嶽三十六景:神奈川沖浪裏」に触発された話題作です。葛飾北斎の描く波は大きさが様々で、クルンと丸まっていたり弾けているなど、表情が豊かで複雑なリズムを生み出しています。それをファッションに反映することにより、全体が若々しく活気ある印象を与えています。
浮世絵に影響を受けた海外のアーティストやデザイナーは数多く存在していますが、大胆さにおいて彼女は突出していると言えるでしょう。

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彼女は1995年、サンクトペテルブルク工科アカデミー在学中にデビューし、卒業1年後には、自身のブランド「Alena Akhmadullina(アレナ・アフマドゥーリナ)」を立ち上げます。エレガントで女性らしいシルエットとシンプルさを基調としたデザインは、世代を問わず人気となっています。2006年にはクリエイティブなデザイナーに贈られれる「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」、2008年には同ブランドに対しファッション賞「Elle Russia Style Award」を受賞するなど、ファッション業界を超えてロシアの文化に影響を与えるほど、広く知れ渡っています。


幅広い世代に知られる彼女は、ロシアカルチャーのパイオニアの1人でもあります。現在ロシアカルチャーは世界中から熱い視線を向けられており、ファッション分野では、ストリートブランドデザイナー兼ヴィジュアルアーティストのゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)などがいます。
音楽分野では2019年にグラミー賞にノミネートされたエレクトロハウスDJ兼プロデューサーのZeddや、彼女のファッションショーの音楽を担当したことがあるミュージシャン、パベル・ミルヤコフ(Pavel Milyakov)などがいます。
ロマノフ王朝時代の気品ある美術とは違い、現在のロシアはストリートカルチャーと密接に関わりを持つなど、主に若い世代が中心となっています。ストリート発でありながらも華やかで大胆さを兼ね備えているのが特徴です。
そんなロシアカルチャーに日本文化である浮世絵を取り入れた彼女の思想は、至って自然なのかもしれません。


 20年以上のキャリアを持ち、常にチャレンジする姿勢を失わない稀有なファッションデザイナー、アレナ・アフマドゥーリナ。浮世絵という日本の庶民から誕生した文化を自身のブランドに取り入れる柔軟な発想で、今でもロシアカルチャーの若い世代からリスペクトされています。

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Alena Akhmadullina
HP : http://www.alenaakhmadullina.com
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Reference : VogueB2LUXCARTEL

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コメント

    • あああ
    • 2019年 1月 04日 11:48

    アレナ・アフマドゥーリナさん美人すぎません?!

 
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