暗闇で光る折り紙のマグマ。 “デビッド・オリバ” “アンナ・ジュンカ”によるインスタレーション

折り紙は日本の良き文化の一つです。一枚の紙から鶴や兜など様々なものに形を変える面白さは、世界でも多くの人に愛されています。
最近、スペインでそんな折り紙を使ったあるインスタレーション作品が注目を集めました。

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暗闇の中、赤色に煌めく溶岩。なんとも異様な光景。
これらは全て折り紙で作られており、スペイン・カタルーニャ州で一年に一度行われる、光と火の祭典「LLUERNIA」で発表されました。
制作したのは、スペインの建築家ユニット「SP25 ARQUITECTURA」として活動するデビッド・オリバ(David Oliva)と美術品の物流会社「Atelier 4」に勤めるアンナ・ジュンカ(Anna Junca)。「Origami Lava」と名付けられたこれらは「折り紙の溶岩」を意味し、その名の通りマグマが噴出している様子をリアルに再現したものとなっています。

折り紙は赤、黄色、オレンジが使用され、その数なんと1万枚以上。全てを手作業で行ったといい、1年と数ヶ月かけて完成させました。周囲には煙幕を焚き、照明で照らすことによって、生き生きとしたマグマが襲いかかってくるようなリアルで恐ろしい状況を作り出しています。
インスピレーションは火山からきていると語っており、使用された廃墟の近くには、大きな火山地帯があります。近い未来、噴火によって街が崩壊する将来像を示唆しているのでしょう。

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また、同作が発表されたカタルーニャでは、2015年に1200ヘクタールを消失する山火事が発生しました。そこで失われた様々なものへの祈りとして、折り紙に「想いを込める」という日本の文化を継承しているのかもしれません。

David Oliva
HP : https://www.sp25.es
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Anna Junca
HP : https://atelier4.com
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Reference : Cute and KidsLluèrniaAFPBB News

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