“アーウィン・ワーム”のおデブなスポーツカー

スポーツカーというと、カッコいい!スマート!そんなイメージがありますが、この作品を見たら、痛ましさや、笑いがこみ上げてくるかもしれません。

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こちらはオーストリアを拠点に活動するアーティスト、アーウィン・ワーム(Erwin Wurm)による作品「FAT CARS」。
同作は、彼が制作した作品の中でも有名なシリーズで、2001年から2005年の間に3点制作されました。
制作には本物の車が使われ、上から発泡スチロールやガラス繊維でボディを盛り上げ、パンパンに太ったおデブのスポーツカーに仕上げています。

不細工なのか、可愛いのか、なんとも言い難い不思議な彫刻ですが、実は消費社会と現代の価値観に対しての批評が込められているのです。

私たちは広告業界によって、多くの消費を促されています。チラシやCM、掲示板などを目にすると、必要でなくとも魅力的に感じ、購入してしまいます。この一連の絶え間ない行為に警鐘を鳴らしているのです。また、車が太るという普通では考えられない作品を生み出すことで、私たちの基準や常識がとても曖昧なものであるということも伝えています。

写真だけを見ると、愛嬌のある表情をしたおデブなスポーツカーで、ちょっとした親近感すら湧いてきますが、彼の秘められた思いを知ると、深く考えさせられてしまいます。

 

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こちらのフォルクスワーゲンのマイクロバスを使用した新作「Hot Dog Bus」では、マンハッタンのブリッジパークなどを移動しながら、ホットドッグを無料で提供しています。
肥満が問題になっているアメリカで太ったバスがホットドックを配る。なんとも風刺的ですね。

日本にも作品があり、青森県の十和田市現代美術館では「FAT CARS」と 「FAT HOUSE」が屋外に常設されています。「FAT HOUSE」は実際に中に入ることができ、インスタレーション作品としても楽しむことができます。

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誰も思いつかないような彫刻を作り続けるアーウィン・ワームは、今後も独自の視点とユーモア交えた作品で社会に対して発信していくことでしょう。

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Erwin Wurm
HP : https://www.erwinwurm.at

Reference : 十和田市現代美術館Public Art FundXavier Hufkens

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コメント

    • Kei
    • 2018年 12月 30日 21:30

    今後も記事、楽しみにしてます!

      • artluno
      • 2018年 12月 30日 21:33

      ありがとうございます!

    • はる
    • 2018年 12月 31日 12:16

    赤い、ゴーストバスターズ!

    • Shu.
    • 2018年 12月 31日 12:19

    アーウィン・ワームさん自身は細身なのが良いですね笑

 
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