本を削った広大なジオラマ作品。アーティスト“ガイ・ララミー”の自然に侵食される本

時代が進むにつれ、新しい文化が生まれる現代。
読書と聞くと紙の本をイメージする人もいれば、近年登場した電子書籍を思い浮かべる方もいるでしょう。本を読む3人に一人が電子書籍とのデータも出ており、今後ますますその普及率が予想されます。

カナダのアーティスト、ガイ・ララミー(Guy Laramee)は、そんな現代をヒントに紙の本が廃れていく様子を本を削って表現しました。

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本に広がる広大な大地。削り出されて浮かび上がった風景は、細かく丁寧に作られており、まるで本物の情景を覗き込んでいるかのようです。

「Bookwork」シリーズと呼ばれるこの作品には、「文化の侵食」というテーマがあります。自然に侵食されていく本の姿は、使われなくなった知識が必要のないものとなってしまう、時代遅れの本がやがて元の自然へと戻っていってしまう、そんな様子を表現しているようです。ページの層が地形のような模様になっていたり、広辞苑では日本庭園が作られていたりと、こだわりが詰まった作品となっています。

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同作は古書を素材とし、鋼鉄ブラシやヤスリといった工具で作り上げられています。下はその制作様子の一部です。(4分36秒)

彼は、「世界を“発展させる”過程で、失っているものがあることを認めることが重要」と述べています。
彼の考え方や作品に込めた思いを意識しながら見ると、最初に作品を見た時の印象と、また感じ方が変わるかもしれません。

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Guy Laramee
HP : https://guylaramee.com
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Reference : ColossalART – VICE

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