“イサ・ベラルデ”による、目の不自由な人のための点字のスマートフォン

時代を重ねるごとに進化する携帯電話。数十年前までは考えられなかったような新商品が毎年のように発表されています。メキシコシティで活動する工業デザイナー、イサ・ベラルデ(Isa Velarde)は、ありそうで無かった、新しいスマートフォンを生み出しました。

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「Textura」と名付けられたこのスマートフォンは、目が不自由な方のために開発されたものです。外観の美しさに加え、触る美しさも徹底的に追求して作られました。
このスマートフォンは、電源がオフの時は凹凸のない滑らかな状態になっていますが、電源を入れた時やメッセージが届いた時には、点字が浮かび上がるようになっています。また、点字を入力するボタンもあるので、メッセージを送ることもできます。機能としては、普通のスマートフォンと同じですが、それを目で読むのか、触って読むのか、という点で大きく違ってくるのです。

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彼女は、「どうして視覚障害者のためのスマートフォンがないのか?」「なぜ見る美しさはあるのに、触る美しさはないのか?」という疑問を抱き、視覚的観点からではなく、全く別のアプローチからスマートフォンの製作にとりかかりました。見た目のデザインから細かい機能まで、使う人の気持ちになって、どのようなことに不便を感じているのかなど、データを集め研究、1年という歳月を経て、この「Textura」を完成させたのです。こだわり抜いた、滑らかで弾力性のある表面と、柔らかく仕上げたケースは、触っていて楽しく、美しさを感じられる触り心地となっています。

彼女のデザインは多くの人から高く評価され、イタリアで行われる世界最大級のコンペティション「A’ Design Award & Competition」で、ゴールデンAデザインアワード受賞者となりました。

残念ながら「Textura」は、まだ発売には至っていません。現在は実用化に向けて研究が進められているようです。そのうち、電車で隣に座っている人が、「Textura」でメッセージを送っている、という姿を見れるようになるかもしれませんね。

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Isa Velarde
Behance

Reference : A’ Design Award and Competition

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