ミッキーやトトロに骨や臓器。トイデザイナー“ジェイソン・フリーニー”の解剖模型

アニメやゲームなどに登場する人気のキャラクターたちに彫刻家兼トイデザイナー、ジェイソン・フリーニー(Jason Freeny)は臓器や骨格を与え、命を吹き込みます。

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マリオやミッキー、キティなど、どれも世界的人気のあるキャラクターたち。しかし、その体の半分は骨や臓器がむき出しになっています。これらは実物のフィギュアをもとに作られた彫刻作品なのです。なんとも衝撃的ですね。
アメリカ・ニューヨークを拠点に活動する彼は、こういったキャラクターたちに、解剖模型という新たな姿を与えています。

作品のインスピレーション元は、「ポップアート」や「モダンアート」といった芸術運動からきているといいます。下の作品を見ると、それらを代表するかのように、現代アーティスト、ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)による作品「バルーン・ドッグ」を解剖模型にしたもの(下スライダー1枚目)があり、その影響を確かに感じさせます。

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1970年、アメリカ・メリーランド州に生まれた彼は、ニューヨークにある、建築やインダストリアルデザインで有名な私立大学、プラット・インスティテュート(Pratt Institute)に入学し、インダストリアルデザインを専攻。卒業後は、メディア関連の企業「MTVネットワークス」や、スポーツを専門に扱う放送局「ESPN」に入社しました。その反面、アーティストとしての活動は続け、2007年にはキャラクターの解剖を描いたイラスト作成や、それを実際の彫刻作品へと仕上げ、大きな注目を集めました。
2009年には、アラブ地域最大の広告祭「ドバイ・リンクス国際広告祭」で金賞およびグランプリに輝き、2013年にはロサンゼルスの展示ギャラリーで初となる個展を開催。その2年後には、シンガポールの玩具会社Mighty Jaxxと協力し、作品の生産、販売を行なっています。

また、作品は自身の手で作り上げることも多く、例えば日本のジブリ作品に登場する「トトロ」や「猫バス」は元のフィギュアの一部を削り取り、細かく丁寧に作り上げています。

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世界中から愛されているジブリのキャラクターが、私たちと同じように骨格や臓器を持つことで、リアルな生き物として感じさせ、どこか親近感がありますね。
これらの作品は彼のSNSに上げられており、「とてもかっこいい!いい作品!」や「どうやったら買えるの?欲しい!」といったコメントが寄せられ人気となっています。

アニメやゲームの中で動くキャラクターたちは、フィギュアになると途端に「生」を感じさせず、「物」として扱われがちです。しかし同作のように、キャラクターのフィギュアにしっかりとした内部を持たせることで、同じ「生き物」として認知し、アニメやゲームの世界と現実世界との境界線を彼は無くしたかったのかもしれません。
作品はAmazonにも出品されており、手に入れることができます。実際に見て、触れて「生」を感じてみてはいかがでしょうか。

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Jason Freeny
HP : https://jasonfreeny.com
facebook Instagram

Reference : Mighty Jaxx101exhibitartnet

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