街の繊細な表情を描く画家“ジェレミー・マン”

街を描く画家は多く存在しますが、中でもサンフランシスコ在住の画家、ジェレミー・マン(Jeremy Mann)は独自の視点と斬新なテクニックで一味違った都市を描きます。

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暗いようで眩しく、ぼやけていながらも鮮明である街並み。
雨が降り止んだ街を車内から見ているようなこの作品は、主にサンフランシスコやニューヨークといった都市を描いた「CITY SCAPES」というシリーズで、彼の代表作です。不気味さやロマンチックといった、対照的な雰囲気を同時に醸し出すこの絵には、様々なテクニックが用いられています。キャンバスの表面を意図的に汚したり、物質を溶かす際に使われる溶剤で塗料を拭き取ったり、印刷等で使われるローラーのインクブレイラーで大きく描いたりと、ユニークな技法が使われているのです。

形状、細部、形、線、バランスを通して、現実をとらえようとしている
そう語る彼は、たとえ複雑な構図であっても、手前と奥の遠近感や光のディティールなど、油彩で正確に描いています。街全体の温度や湿度、気圧までもがキャンバスに写し取られ、情緒的な雰囲気を絵の中から感じとることができます。

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彼は1979年、オハイオ州クリーブランドで生まれ、オハイオ大学で絵画を学んだ後、サンフランシスコのアカデミー・オブ・アート大学で美術学修士を取得。美術学修士は現在、アメリカの各企業で重宝されており、「新しい価値や意味を生み出す能力や才能」があると認められた人に与えられます。その資格を取得した彼は、様々な批評家やコレクターから注目を集め、2015年7月にはアメリカで発売されているAmerican Art Collector誌で表紙を飾りました(※下スライダー画像2枚目)。
個展もいくつか開催しており、サンフランシスコのジョン・ペンス・ギャラリーやニューメキシコ州サンタフェのエボケ・コンテンポラリー、バージニア州アレクサンドリアのプリンシプル・ギャラリーといった様々な場所で行い、絵画の販売もしています。

彼は街並み以外にも、人物や生き物、風景なども描いているので、気になる方はぜひホームページからご覧になってみてはいかがでしょうか。

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Jeremy Mann
HP: https://redrabbit7.com
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Reference : artnetCollateral MagazineJohn Pence Gallery

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コメント

    • 匿名
    • 2019年 1月 04日 19:54

    ジェレミー・マンの絵すごい好き

    • 匿名
    • 2019年 1月 05日 15:56

    本人こんな強そうな人だったんだ…

 
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