日本文化を継承した“ケン・トゥ”のワイヤー盆栽

盆栽とは、鉢に木本を植え、枝ぶりや葉姿、幹の肌、そして姿全体を鑑賞する日本の誇れる文化です。そんな盆栽が海外で今“Bonsai”として一風変わった広がりをみせています。

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

こちらは、ケン・トゥ(Ken To)による作品。写真を見ていただければ分かるように、私たちが知っている盆栽とはちょっと違いますね。金属ワイヤーを使用し、ミニチュアサイズの盆栽を非常に細かく仕上げています。

アメリカのカリフォルニア州に暮らしている彼の盆栽作りは2007年から始まりました。クリスマスに妻へ贈ったのが初めてだったそうです。しかし最初は良いワイヤーがなく、上手くいきませんでした。
試行錯誤していた彼は、ケビン・アイリス(Kevin Iris)という同じくワイヤーで盆栽を作るアーティストの仕事の素早さ、作り出す造形の美しさに感銘を受け、使用する素材から哲学まで変化していきました。そして、求めていた完璧なワイヤーに出会い、作品を次々と生み出していきます。

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

こちらの作品はケビン・アイリスが制作したものです。造形美がハッキリとうかがえます。
天へと緩やかに登っていくような幹と、樹冠と呼ばれる上部の枝葉部分が絶妙なバランスをとることで、美しい構成となり見る人を飽きさせません。
彼の作品はどれもサイズが大きく、画像3枚目の作品「Tipping Point」は高さ50.8cmあり、強い存在感を放っています。

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

そんなケビン・アイリスから学んだ彼の作品は、どの角度から見てもシルエットが美しく、和の雰囲気も継承されています。またワイヤーに複数の色を混ぜることにより、それぞれの盆栽に四季や個性を感じさせます。細部の葉も一枚一枚丁寧に作られ、緩みがなく、まさに魂の作品です。
彼の磨き上げた高い技術は、盆栽コレクターのあいだで話題となりました。そこから一気に人気は広まり、現在は彫刻家として高い評価を得ています。アメリカに加えてヨーロッパ、南アメリカ、カナダ、そしてアジアの注文が絶えず、ネット販売は公開と同時にSOLD OUTになります。

盆栽の美学、原則を厳守し、すべて手作業で作られるケン・トゥのワイヤー彫刻。公式サイトではほとんど売り切れで買えませんが、作品ギャラリーとして覗いてみてはいかがでしょうか?

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

Ken To
HP : http://ken-to.com
Facebook Youtube

Reference : DeviantArtTwistedSifter

関連記事

  1. 舌ではなく、目で味わう“ジェイ・ヨン・キム”が作る色鮮やかなドーナツ

  2. 『海底美術館』海を保護する人型彫刻たち。“ジェイソン・デクレアズ・テイラー”

  3. そっくり!!“Wakuneco”によるリアルすぎる羊毛フェルト

  4. 幻想生物を生み出す彫刻家“エレン・ジューエット”の繊細で耽美な世界観

  5. ゴミが芸術へ。“ノア・デルデダ”のアルミ缶アート

  6. 悟りの世界から電子の信仰へ。電子部品を用いて表現する、美しき曼荼羅模様

  7. 海の一部を切り取った“ダフィー・ロンドン”の深海テーブル

  8. 一度は食べてみたい!バタークリームで作られた美しすぎる『お花のケーキ』

  9. あなたはどう見えますか?車を透明化したグラフィティアート

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

 
  1. この記事へのトラックバックはありません。

   
   

ランキング

Twitter

 PAGE TOP