悟りの世界から電子の信仰へ。電子部品を用いて表現する、美しき曼荼羅模様

仏の悟った境地を描いたとされる曼荼羅。イタリア出身、ロンドン在住のアーティスト、レオナルド・ウリアン(Leonardo Ulian)は、そんな曼荼羅模様を電子回路に使用される電子部品を使用して表現します。

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こちらは、彼による「Technological mandala」シリーズです。まるで宝石のような煌びやかな電子部品が左右対称に配置されており、神聖な空気感を醸し出しています。
部品は作品によって違いますが、主に抵抗部品やダイオード、コイルやオペアンプなどが使われているようです。
配置から配色、半田付けが丁寧にされており、全体から細部まで見ても美しく、繊細な作品となっています。

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制作するきっかけとなったのは、曼荼羅模様に触発された事だと言います。それを電子機器内に使用される普段は目にすることがない部品で表現することにより、同じ見えない世界でも、今では電子の世界を信じる人が多くなった、と間接的に表しているかのようです。彼自身も「私たちは電子技術を崇拝する社会に住んでいます。」と語っており、曼荼羅を電子部品で表現したその意図がうかがえるでしょう。

似たような作品は他にもあり、例えば下の「Microchip synapses」シリーズでは、小説や聖書のような本を電子部品が覆いつくした作品です。

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こちらも同じように、人々の利用するものがかつては紙の本だったものが、今では電子部品による電子機器に変わった、と暗示しているかのようです。

紙や布に曼荼羅を描いていた時代でも、テクノロジーが急速に発展していく現代でも、人々が信じるものは「目に見えないもの」という点では変わりません。彼はその気づきをこのような形で表現したかったのかもしれません。

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Leonardo Ulian
HP : http://www.leonardoulian.com
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Reference : Colossalanothermag

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