次元にとらわれない先鋭的表現法。“マシュー・ストーン”今注目のメディアアーティスト

今世界で最も注目されているメディアアーティストの1人がマシュー・ストーン(Matthew Stone)です。奇抜で難解な絵、作品を理路整然と説明する知性、エンターテイメント性も持ち合わせるパフォーマンスと、自己プロデュース力、そのどれもが先鋭的なアーティストです。

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1982年にロンドンで生まれた彼は、画家、フィルムディレクター、フォトグラファーと多彩なマルチな才能を持つ、メディアアーティストです。異なる分野を横断しながら、常に楽観的でありたいと「OPTIMISM(楽観=ポジティブ)」をテーマにして制作しています。
ロンドン芸術大学キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アートを卒業した後に、ロンドンのカウンターカルチャーのムーブメントの1人として活動をスタートしました。アーティスト集団「!WOWOW!」の創設メンバーでもあります。

彼の描く人物は、顔が欠けていたり、体に穴があいていたり、肌の色や体のパーツもちぐはぐで、もはや人の原型を留めていません。それは、人とは何かを考えさせられ、様々な色の何かが絡み合っている様子から「何がイメージとして浮かび上がるか」といった問いのようにも思えます。

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どこかルネサンス期の絵画を彷彿とさせる不思議な絵の制作は、ガラスにペインティングすることから始まります。それをカメラで撮影してアナログをデジタルに変換し、Photoshopで加工したものを、3Dモデリングソフトを使い立体化します。これにさらにペイントや加工を施し、布に印刷して作品は完成するのです。
こんなにも手の込んだ過程を経て制作する理由を彼は「私は、絵を見た人が次元間の動きを経験することを望んでいます。3Dはときに信じられないほど平坦になってしまうので、立体である布に印刷することで、平面と立体の次元を自由に行き来して欲しい。」と、語っています。
そんな彼の制作する様子は下の動画で見ることができます。1分25秒からは描かれた人物が3Dとなって登場し、次元間を移動しているかのような感覚を味わえます。

また、Instagramのアカウント名の「ARTSHAMAN」は、シャーマニズムの儀式にはショーマンシンシップの要素がある。つまり、私はシャーマンである。ということから付けたそうです。

「2Dか3Dか」などという次元のしがらみを払拭する先鋭的なメディアアーティスト。シビアな現実だからこそ楽天主義を広めて人を癒したい。人々の悩みや苦しみ、抱え込んでしまっているものの解放を促す。彼は現代にマッチしている最新のシャーマンといえます。

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Matthew Stone
HP : https://www.matthewstone.co.uk
Facebook Instagram

Reference : artunerMotherDesigncollector

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