石による神業。“マイケル・グラブ”が作り出す驚異のバランスアート。

子供の頃、石を積んで遊んだ経験は誰しもあるでしょう。ただ積むというそれだけの行為ですが、バランスをとるのに多くの時間と集中力を使います。そんな石を積むことを極めた、あるアーティストがいます。

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

絶妙なバランスで自立する石たち。見ているだけで、今にも崩れ落ちるのではないかという緊張感があると同時に、誰も近づけさせないようなオーラを放っています。美しく自立するその姿は、もはや単なる遊びではなく一つの芸術作品と言えるでしょう。
これらは通称「ロックバランシング」と言われており、世界でも多くのファンがいるれっきとしたアートなのです。

作ったのは、カナダ出身のアーティスト、マイケル・グラブ(Michael Grab)。彼は自然の中にある石から、接着剤等を一切使わず、手の繊細な感覚だけを頼りにこの作品を作り出しています。

彼は「石が自立するために必要な三脚になる要素を石の中に見つける。どんな石にもこの三脚は含まれている」と語っており、感覚を研ぎ澄ましてこの三脚を見つけるそうです。それにより完成したものは、ちょっとの振動や風などではビクともせず、何ヶ月もその状態を維持するものもあるといいます。
下の動画は制作様子です。完成後には川の水をかけており、その丈夫さがうかがえます。(4分18秒)

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

最初は退屈しのぎから始めたそうですが、段々とその石積みに魅了されていき、今では仕事として行なうほど夢中になっているようです。想像以上の集中力と忍耐力が求められるものの、「リラックスができて、ストレスを解消するのに最適な方法」とも語っています。
そんな彼は、作品集「グラビティ・アーツ・オブ・ロックバランシング」を出版しています。創造力と美しさ、そして神業による作品が詰まった一冊です。

現在はアメリカ・コロラド州のボルダーを拠点としていますが、アメリカ以外でもカナダや中国、イタリアにアイスランドなど、世界の様々な国で制作を行なっています。その国を訪れた時に見つけられたらラッキーですね。

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

Michael Grab
HP : https://www.gravityglue.com
Facebook Instagram YouTube
Vimeo Google+

Reference : The Denver Post

関連記事

  1. 鏡に映る、若かりし頃の自分の姿。“トム・ハッセー”の伝えたかったこととは

  2. ホッチキスの針が作り出す摩天楼。“ピーター・ルート”による驚きの大都市

  3. これは一体…。芸術の都、パリに出現したゴミによるアート

  4. 無生物から新たな生命を作り出すブロンズ彫刻家 “ロマン・ラングロワ”

  5. そっくり!!“Wakuneco”によるリアルすぎる羊毛フェルト

  6. 不思議な世界。“エリック・ウォン”が描く、イギリスの新しい都市像

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

 
  1. この記事へのトラックバックはありません。

   
   

記事ランキング

Twitter

 PAGE TOP