計算された非現実的シチュエーションを生み出す写真家“オレグ・オプリスコ”

東ヨーロッパに位置するウクライナ。その都市・リヴィウに暮らす写真家、オレグ・オプリスコ(Oleg Oprisco)はシュールな光景を撮ることで知られています。

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彼の写真は、アイデアやコンセプトを主な構成要素とした、コンセプチュアル・アートです。主に若い女性を被写体に、非現実な場面を作りだし、 絵画的な物語性を感じさせるのが彼の作品の特徴です。シュールな光景から思わずクスッと笑ってしまったり、クラシカルな空気感によりセンチメンタルにさせるようなシチュエーションの数々が鑑賞者を魅了させます。

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例えば、上スライダー1枚目の写真を考察すると、まず目に止まるのは、木にくくりつけられている巣箱。これらはとても鳥が入れるような大きさや形状をしていません。次にカラーに着目すると、写真全体は少ない色数で構成され、女性のドレスと巣箱は同じ色に調整がされています。それにより違和感なく二つは繋がり、巣箱に閉じ込められた女性というイメージが浮かび上がってくるのです。同作は、本人のインスタグラムにも上げられており、いいね!数は5000を超え、「素晴らしい写真😍」、「とってもクリエイティブ !」といったコメントが寄せられています。

「自分ですべてをやるのが理想的だ。」そう語る彼は、配色から構成まで全て自分で計画を立ててから撮影に臨むそうです。カメラにもこだわりがあり、「キエフ 88」と「キエフ 6C」という1970年代のウクライナの中判カメラを使用しています。それにより、作品には独特の味わいが生まれ、独自の世界観を表現できるのです。そして最終的な微調整には、画像編集ソフトのPhotoshopが使用され、細部まで計算された完璧な作品となるのです。

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彼は、16歳の時にウクライナ西部にあるフォトラボで活動を始めます。そこでは、誕生日パーティーや結婚式などの温かいシーンを目にすることが多く、クライアントが写真に何を求めているのかということを、撮影の基礎や編集以外にも学びました。それらが今の創作活動の糧となっているといいます。

不思議と惹きつけられる、非常に洗練されたオレグ・オプリスコの世界観。彼の作品は様々な物語を想像させ、私たちを別世界に連れて行ってしまう魅力に溢れているのです。

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Oleg Oprisco
HP : https://www.oprisco.com
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Reference : Art Photo LimitedMY MODERN MET

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