突如として出現した不気味すぎるオブジェ。“ロニー・ヴァン・ハウト”が込めた思いとは

ニュージーランドのクライストチャーチ・アートギャラリー屋上に2016年、度胆を抜く巨大なオブジェが出現し話題を呼びました。

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屋上に佇む顔を持つ巨大な手。その表情や光景はなんとも異様です。何を見つめているのか、なぜそこにいるのか、と様々な疑問を抱きます。

制作を手がけたのは、ニュージーランド出身で、現在はオーストラリア・メルボルンに拠点を置くアーティスト、ロニー・ヴァン・ハウト(Ronnie Van Hout)。これは彼の代表的作品の一つで、設置されたこのクライストチャーチ・アートギャラリーから直々に依頼を受け、今回の作品は制作されました。

「Quasi」と名付けられた同作は、フランスの詩人、ヴィクトル・ユーゴーによる代表的小説作品「ノートルダムの鐘」の主人公“カジモド”からヒントを得たといいます。その小説は多くの舞台で演じられ、映画化もされてきた人気作です。1996年には、ディズニーの長編アニメーション映画にもなったことで知られています。

作品には、スチールやポリスチレンが主に使用され、掘り出された顔は自身の顔がモチーフとなっています。その後丁寧に着色が施され完成されました。その高さなんと5m。最終的にクレーンで持ち上げられ屋上に設置しました。

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そんな「Quasi」が設置された、クライストチャーチ・アートギャラリーは、2011年2月22日、カンタベリー地震(別名:クライストチャーチ地震)と呼ばれるマグニチュード6.3の地震により、大きな被害を受けました。そして、5年という歳月をかけ、2016年6月に同ギャラリーはリニューアルオープンしました。この巨大なオブジェはその記念として建てられたのです。
見た目のインパクトさについては、「目立つものにすることでまた美術館に来たいと思ってほしかった」と本人は語っています。

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彼によるそんな「Quasi」は、まるで地震により傷跡を残した街全体を見つめているかのようです。しかし、傷ついた街を見守っているのは、実は彼自身なのかもしません。

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Reference : Christchurch Art GalleryWysiwyg 3Dgooテレビ番組 – 関東版

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