おとぎ話をイメージしたドレス。“ウリヤナ・セルギエンコ”2013年春夏コレクション

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

どこかメルヘンチックな世界を想像させるこれらのドレスは、2013年にパリで発表された春夏オートクチュールコレクションです。オートクチュールとは、フランス語の「haute couture」を訳したもので、オーダーメイドで仕立てられた一点ものの高級な服を意味します。

制作を手がけたのはロシアのファッションデザイナー、ウリヤナ・セルギエンコ(Ulyana Sergeenko)。これらは「おとぎ話」をイメージして作られており、可愛らしさだけでなくエレガントさも兼ね備わった仕上がりとなっています。中には王子様や、狩人を思わせるようなデザインもあり、このコレクション自体が一つの物語という風に思わせます。
下の動画は、実際にパリで披露された時の様子です。(5分42秒)

彼女は、カザフスタン(当時は旧ソビエト連邦の中の一国)にある町、ウスチカメノゴルスクで生まれました。幼少期からおとぎ話の本や文学など、様々な種類の本を読んでいたといい、そこで彼女の想像力は培われました。また、ファッションにも興味があったことから、学生時代には自分で服を縫い、学校で1人だけ目立つファッションをしていたそうです。その後、富豪ダニル・ハチャトゥーロフと結婚したことが転機となり、2011年には自身と同じ名前のブランド「ULYANA SERGEENKO」を設立しました。今では、レディー・ガガやサラ・ジェシカ・パーカーといった有名セレブを顧客に持つほど世界的人気ブランドとなっています。

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

そんな彼女が手がけるデザインは、企業や専門のファッションデザイナーが作るものよりも、若い世代の中で自然発生的に生まれたストリートファッションを重視したものが多く、中でも空想や幻想、奇抜を意味するファンシーなスタイルは彼女の特徴と言えます。
今回のコレクションでは、奇抜さだけでなく、ロシアの伝統的な雰囲気も漂わせており、彼女が生まれ育った故郷や培われてきた想像力と技術力が詰まった傑作と言えるでしょう。
見れば見るほど美しく、気づけば彼女が作り出すおとぎの国に迷い込んでいしまいそうです。

previous arrow
next arrow
Full screenExit full screen
previous arrownext arrow
Slider

Ulyana Sergeenko
HP : https://ulyanasergeenko.com
Twitter Facebook Instagram

Reference : Nick SushkevichVOGUETRENDLAND

関連記事

  1. 海の一部を切り取った“ダフィー・ロンドン”の深海テーブル

  2. “ジョマ・サイプ”が描く、神秘的な幾何学模様

  3. フィボナッチ数列を駆使した“ジャック・ストームス”の美麗なガラス彫刻

  4. 最も身近な照明「THE MOON」を製作する“ノザイナー”

  5. 一度は食べてみたい!バタークリームで作られた美しすぎる『お花のケーキ』

  6. ミロのヴィーナスに刺青!対象の見方を変える彫刻の魔術師“ファビオ・ヴィアーレ”

  7. 葛飾北斎とコラボレーション。浮世絵ファッションを仕立てた“アレナ・アフマドゥーリナ”

  8. 生命を宿すとんぼ玉作家“礒野昭子”ガラスの中に広がる神秘的な世界

  9. “イサ・ベラルデ”による、目の不自由な人のための点字のスマートフォン

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

 
  1. この記事へのトラックバックはありません。

   
   

ランキング

Twitter

 PAGE TOP