圧倒的写実力をもって描かれる美女。現在注目される作家“山本大貴”

今回は、写実絵画として多くの人を魅了し、作品を出せば即日完売となるほどの人気を持つ、日本の油彩画家、山本大貴(やまもと ひろき)さんについて迫っていきます。

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美しく描かれた女性の画。絵画ということを思わず疑ってしまうほどの描写力です。その画面からは、写真とは違い、空気感や女性のリアルな心情までもが伝わってくるような情報量に溢れています。細部まで観察しても美しく、そして繊細なタッチで描写されており、いつまでも見飽きさせません。

制作では、まるで映画制作のような入念な準備から始まります。まず、キャスト(モデル)にオファーするところから始まり、どのような構図でどのような場面にするのかの脚本を作り、そのための衣装や小道具までも揃えます。そして撮影監督や演出、照明の調整から編集まで、その全てを山本さん本人が制作の一環として行なっているといいます。それにより出来上がる絵画作品は、映像のワンシーンを切り取ったかのように、時間の流れや女性の動きを感じ取れるものとなっています。
また、特徴的なのが遠目から対象を覗き込みような構図。それに関して山本さんは「壁一枚隔てた、落ち着く距離」と語っており、そこには本人の思いだけでなく鑑賞する側のことも考えられています。

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山本さんは、1982年生まれの千葉県出身。2007年に武蔵野美術大学を卒業し、在学時には出品した作品が白日賞を、卒業制作では優秀賞を受賞しました。その後、大学院へと進んだものの、最初から画家としての生活をしていくつもりはなかったようで、大手ゲームメーカーに就職しました。しかし、大学生時代から画家としての頭角を現していた山本さんを、芸術業界が放っておくわけもなく、多くの画商から声をかけられたようです。そこから画家という道を歩み始め、今では好きなゲームをする時間やちょっとしたスキマ時間も、絵を描くことに費やしているといいます。

作品は度々、芸術雑誌に取り上げられることもあり、Amazonでは、山本さんの作品が掲載されたアンソロジー画集「美人画ボーダレス」やARTcollectors’(アートコレクターズ)最新号が発売されています。手元でいつまでも鑑賞することができるのでオススメです。

そんな山本さんは現在は、国立新美術館にて開催されている白日会第九十五回記念展に作品を出品しています。今月20日(水)〜 4月1日(月)[※休館日3月26日]まで開かれているということなので、ぜひ一度会場に足を運び、本物の絵画作品を肌で体感してみてはいかがでしょうか。


また、今年の11月には東京の日動画廊本店にて個展も開催される予定となっております。そちらも是非お見逃しなく。

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山本 大貴
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Reference : Art Annual online白日会トップページ

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